なぜ現代の教育が間違っているのか || イーロンマスク
テスラのCEO イーロン・マスク氏は
「何故教えるのか」その本質を見つめなおす必要があると語ります。
教育において、子どもたちは何故学校にいくのかよくわかっていないと語ります。
ただ、「教育」の本質を解明するためだと思えば、ただ記憶するだけよりずっと魅力的に感じるはず。
従来の学校は、やるべきことができていないと語り、なにかを解決するときに真実は重要だそうです。
【全文】
大学の学位はまったく必要ありません。
「いい大学をでたら偉大なことを達成できる。」ということではないんです。
ビル・ゲイツ、ラリー・エリソンやスティーブ・ジョブスは大学を出ていませんが、雇えるなら雇いますよね。
非常に優れた能力と実績が未来に繋がります。
「教育」とはデータやアルゴリズムを脳にダウンロードすることです。
従来のやり方はつまらないのでダメなんです。学習プロセスはゲームのように楽しくなければいけません。
多くの教育機関は教師を壇上に立たせて講習を開きます。それに20年間おなじような内容で情熱がなく、それは生徒たちに伝わり彼らは「何故これを学んでいるんだ?」って思います。
実際、そこで学ぶほとんどのことは将来使わないので意味がないと思います。一回立ち止まって、「何故これらを教えているんだろう?」って考えて、その「何故か」を伝えなければいけません。
子どもたちは何故学校にいくのかよくわかってないですよ。物事の「本質」を説明できればやる気に繋がり学ぶ目的を理解するはずです。
物事の「何故」は大切です。
我々の脳は関係の無い情報を処分するように進化してきたからです。公式などを何故学ぶのか伝えられずに勉強し覚えようとしても、本質を理解できず、「覚えないと怒られるから・・・」
と認知的”不協和状態”になってしまうんだ。
教育も「本質」を解明するためだと思えば、ただ記憶するだけよりずっと魅力的に感じるはず。
でしたら5人のお子さんはどのように...
学校を作りました。
どのような?
「アド アストラ(天へ)」と呼んでいて、従来の学校とは違います。
組み立てラインのようにそだてないよう1、2、3年生と年級分けをしていません。
なぜなら、英語など言語が好きな子もいれば数学や音楽が好きな子もいます。
その時々によって能力も違うので、それにあわせて教えるのが重要だと思うんです。
加えて、問題解決ツールより問題解決に重点を置いています。
例えば、エンジンの仕組みを教えるとします。
従来のやり方はまずねじ回しやレンチ等、ツールのことを教えます。
でもそれって、覚えるの大変なんです。
それよりも「これがエンジンです。どうやって分解しましょう?」と問題提示し「ねじ回しやレンチがいるね。」とツール(道具)のことを学ぶのです。
すると、解決する問題と解決法の関連性が明確になるんです。
普通の学校から引き離したいんですか?
従来の学校は、やるべきことができていないと思っただけです。先ほど話したことができていないので、学校を作ったほうがいいかなと...。
僕の改善案に賛同してくれた子ども達の学校の先生も雇いました。
私は子どもの頃学校が大嫌いでした。
はい...考えられませんよね。
私は真実に興味があり、理解しようとしているんです。なにかを解決するときに真実は重要です。
自分からしたら明白なんですが、周りか
「何故を教えるか」その本質を見つめ直すんだ。